デザイナー/エンジニア:AIで役割が混ざり合う現場の勝ち筋

Design

この記事の注目ポイント
Figmaのブログ記事「Double click: What does it mean to be a designer in the age of AI?」は、AIによってデザイナー/エンジニア/PMの境界が急速に曖昧になり、肩書きよりも“やるタスク”が再編されている現状を整理した記事だよ。
背景にはFigmaの調査があって、64%が複数ロールを自認し、AIツールが変化の主因になっている、という数字が出てる。

ここからは、日本のデザイン×開発の現場で「で、何を変えればいいの?」を3分で噛み砕くよ。
結論から言うと、越境そのものより“越境が起きても壊れないワークフロー設計”が大事。

深掘り解説

まず前提。Figmaの調査(2025 Shifting Roles)では、役割がガチで混ざってきてる。

  • 64%:2つ以上の役割に「自分は当てはまる」と回答(3つ以上も3割超)
  • 56%:非デザイナーでもデザイン寄りタスクに深く関与(ここが伸びてる)
  • 72%:役割変化の主因はAIツール(Make / Copilot系など)
  • 71%:役割変化の結果、使うツールが増えた
  • 平均7.6カテゴリのツールを併用(= ツール過多で摩擦が出やすい)

ここで大事なのは、「越境=良い/悪い」じゃなくて、越境の副作用(ツール増・認識ズレ・責任の空白)がコストになってる点。
日本の現場だと、これがそのまま手戻り会議の増殖に直結しがちなんだよね。

さらに、仕事量も増えてる。調査では、過去1年でタスクが+17.5%増えた一方で、57%が高付加価値な仕事に時間を割けている、68%が生産性向上を実感、という結果も出てる。
つまり「忙しいけど、うまく回せば価値の高いところに寄せられる」フェーズ。

じゃあ、デザイン×開発のプロとして何をやると効く?
ポイントは“境界”じゃなく“接続面”を整備すること。

効果的な行動3つを置いとくね。

  • ツールを増やす前に「共通言語」を作る
    例:コンポーネント命名、状態(hover/disabled等)、ブレークポイント、アクセシビリティ基準。ここが揃うと、PMがラフを作っても壊れにくい。
  • デザインシステムを“配布物”から“契約”にする
    「見た目の部品集」じゃなく、実装側が参照できるトークン(余白・角丸・色などのルール)まで含めて運用すると、越境しても品質が落ちにくい。
  • AIは“作業”より“前倒し検証”に使う
    仕様の穴、実装のリスク、UXの破綻ポイントを早期に炙り出す。作る速さより、直す回数を減らすのが強い。

ちなみにFigma Makeみたいな「プロンプト→プロトタイプ/アプリ」系は、まさに越境を加速する代表例。
使うなら、いきなり本番を狙うより、“検証用の動くモック”としてチーム合意を取りに行くのがおすすめだよ。

専門用語メモ:
トークン=色や余白などの「設計値」を名前付きで管理するやつ(例:–ds-space-2)。
これが揃うと、デザイン変更が来ても「どの値を変えるか」が明確になって、レビューも速くなる。

まとめ

Figmaの論考と調査が言ってるのは、シンプルにこれ:
肩書きは揺れる。タスクは混ざる。だから“接続面”を設計したチームが勝つ。

越境自体はもう止まらないし、むしろ上手く使うと手戻りが減って、価値の高い仕事に寄せられる。
まずは「共通言語」「トークン」「前倒し検証」の3点セットから、チームで小さく試してみて。

参考リンク


※内容の正確性には万全を期していますが、最新の仕様や公式情報については、必ず上記の参考リンク先をご確認ください。

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